ORAL SURGERY

口腔外科とは

歯や顎に関する外科治療を行うのが口腔外科です。口腔粘膜疾患や口腔がん、親知らず、交通事故やスポーツによる外傷、顎変形症や顎関節症、口臭症などのさまざまな疾患に対応しております。口腔外科で扱う疾患は、発音や会話、食事などの機能面に加えて、見た目の審美的な要素にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。当院では、充実した検査から現状を明らかにし、一人ひとりが抱えるお悩みの改善に適した治療を提供し、以前の健康的な美しさや正しい機能性を取り戻せるようにサポートしております。

顎関節症

  • 顎関節症とは、顎の周囲に集まる筋肉や関節、神経に異常が生じ、スムーズな機能が阻害されている状態です。顎関節や咀嚼筋による痛みや、クッションの役割を持つ顎関節内の関節円板などにより、口を開くとこめかみのあたりから「カクカク」と音がなるケースもあります。顎の痛みや口の開きにくさを感じた時は、顎関節症の可能性がありますので、症状を放置せずにすぐご相談ください。

  • 顎関節症の原因とその影響

    顎関節症の原因は噛み合わせの不良と考えられていましたが、精神的な要因や日常の何気ない癖が関連していることが近年の研究により明らかになりました。 特にストレスが多い現代社会では、ストレスや不安から顎の筋肉の緊張を引き起こす可能性もあります。さらに歯ぎしりや食いしばり、頬づえ、スマートフォンの使用に伴うストレートネック、パソコン作業を中心としたデスクワークによる猫背などが、無意識のうちに顎関節に負担をかけています。その結果として噛み合わせのバランスが乱れてしまい、顎関節症の発症につながるのです。

親知らずの抜歯

  • 親知らずがまっすぐ生えずに、斜めに生えたり埋まったままの状態だったりすると、痛みを感じる場合があります。放って置くとまわりの歯に悪影響を与えることもあります。
    当院の医師は抜歯等の小手術の経験が豊富です。CTを用いた診断を行うので、抜歯が必要な場合でも安全な治療が可能です。しかし、親知らずは必ず抜歯するわけではありません。痛みがある場合やまわりの歯に悪影響を与える場合には抜歯が選択されます。痛みを感じた場合は早めにご相談ください。

  • 親知らずを抜いた方が良い例

    • 他の歯に悪影響を与える

      親知らずが横向きに生えている場合、手前に生えている歯を押し出して圧迫し、歯の痛みや歯並びに悪影響を及ぼすので、抜歯をご提案しております。

    • 他の歯と隙間ができる

      親知らずが斜めに生えている場合は、手前の歯との間に隙間が生まれてしまい、汚れが溜まりやすくなります。虫歯を引き起こすリスクも高いため、歯の健康を維持するには抜歯も必要な選択肢の一つです。

    • 歯茎や粘膜を傷つけている

      斜めに生えた親知らずは、頬の粘膜や歯肉を傷つけてしまう可能性があります。そのような症状が継続的に続く場合は、抜歯の検討をお勧めいたします。