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インビザラインの治療期間が延びる原因
近年の歯列矯正治療では、装置が透明で目立ちにくく、取り外しも簡単にできるマウスピース矯正が非常に人気です。マウスピース矯正はさまざまなメーカーから提供されていますが、世界的にもトップクラスのシェアを誇るのが「インビザライン」です。矯正治療にどの程度の期間がかかるかは個人差がありますが、できるだけスムーズに、長引かせることなく治療を進めたいと思う方が多いのではないでしょうか。
今回はインビザラインの一般的な治療期間や、治療期間が延びてしまう原因についてご紹介します。
インビザラインの治療期間はどのくらい?
インビザラインでは、透明なマウスピースを1週間ごとに新しいものと交換しながら治療を進めていきます。お口の中の状況や不正咬合の程度、矯正治療をする範囲などによって矯正治療にかかる期間は変わってきます。
・部分矯正の場合
歯並びや噛み合わせが気になるところを部分的に治したい場合は、「インビザラインGo」のパッケージをおすすめしています。このパッケージでは奥歯を除く20本が治療対象となります。この場合の一般的な治療期間は、歯を動かす期間に3~6ヶ月、保定期間に1~2年程度かかります。
・全顎矯正の場合
奥歯まで含めたすべての歯を動かす場合は、「インビザライン・コンプリヘンシブ」のパッケージをおすすめしています。この場合の一般的な治療期間は、歯を動かす期間が1年半~2年程度、その後の保定期間にさらに2年程度かかります。
インビザラインの治療期間が延びる原因
一般的なインビザラインの治療期間はご紹介したとおりですが、必ずしもその通りに治療が完了するとは限りません。歯が動くスピードには個人差がありますし、そのほかにも以下のような原因で当初の計画通りに治療が終わらない可能性もあります。
・マウスピースの装着時間不足
インビザラインの治療では、マウスピースを1日20~22時間程度つけていただく必要があります。しかし、マウスピースの装着を忘れてしまった、仕事の都合上マウスピースをつけられない時間が長くなってしまったなどの理由で、装着時間が不足してしまうこともあるでしょう。そのような場合、治療計画通りに歯が動かず、治療にかかる期間が延びてしまう可能性が高くなります。
・治療途中でむし歯や歯周病になってしまった
インビザラインの治療中は長時間マウスピースを装着していることになるため、むし歯や歯周病のリスクは高くなります。歯磨きをするときにはマウスピースは外せるためセルフケアが難しくなるようなことはありませんが、十分に磨けていないようなことがあるとむし歯や歯周病を生じ、インビザラインの治療を一時的に中断しなければならなくなります。また、歯磨きはしっかりできていたとしても、マウスピースそのものが清潔に保たれていないと細菌が繁殖し、むし歯や歯周病の原因となることもあります。
・マウスピースを破損、紛失してしまった
インビザラインの治療に使用するマウスピースは、治療開始前に全てまとめて作製し、お渡しします。そのためマウスピースを破損したり紛失してしまった場合には再作製が必要になりますが、これは日本国内ですぐに作製ができるものではないため1週間~数週間の時間を要します。この間は一つ前のマウスピースに戻って治療を一時的に中断することになります。
まとめ
今回は、インビザラインの一般的な治療期間や、治療期間が延びてしまう原因についてご紹介しました。インビザラインの治療を進めていく中で不明な点や心配な点がございましたら、いつでも遠慮なくご相談ください。当院ではインビザラインの無料カウンセリングも実施しております。ご予約はお電話から承っております。
執筆者情報
院長(歯学博士)
森蔭 直広Naohiro Morikage
飯田橋エトワール歯科医院のホームページにご訪問いただき、ありがとうございます。
当院では働く方でも通いやすいように、お昼休みの時間帯や土曜日の診療も行っております。また、安心して治療を受けていただけるように、徹底した衛生管理と高品質な治療設備を導入し、患者さん一人ひとりに合わせた適切な診断と治療をご提供できるよう心がけております。お忙しくてなかなか歯科医院に行けなかったという方も、ライフスタイルに合わせた短期間で正確な治療プランをご提案いたしますので、ぜひご相談ください。
経歴
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2011年
日本大学歯学部総合診療科にて研修
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2012年
日本大学歯学部口腔診断科学講座 入局
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2013年
日本大学歯学部口腔診断科学講座 専修医
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2014年
奥羽大学歯学部口腔外科学講座 臨床助手
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2015年
都内開業医勤務
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2018年
飯田橋エトワール歯科医院 開院
所属学会
- 日本口腔診断学会 会員
- 日本口腔顔面痛学会 会員
- 日本口腔外科学会 会員
- 日本口腔インプラント学会 会員
- 日本臨床歯科CADCAM学会 会員
- 日本アライナー矯正歯科研究会 会員
修了セミナー
[全顎的治療]
- Education for Oral Rehabilitation ベーシック・マスターコース(高橋登先生)
[アライナー矯正]
- アライナー矯正治療コース(尾島賢治先生)
[CEREC]
- CEREC Basic Course (風間龍之輔先生)
- CEREC道場(北道敏行先生)
- CERECコース(小池軍平先生)
[審美歯科、保存修復]
- ダイレクトボンディング ベーシック・マスターコース(高橋登先生)
- プレパレーションセミナー(岩田淳先生)
- C.R.E.Dセミナー(高田光彦先生)
- ADI 実践コース (二宮佑介先生、榊航利先生)
- Anterior&Posterior Restoration-2days Lecture(Marco Gresnigt先生)
[歯周病]
- JIPIぺリオコース(牧草一人先生)
[インプラント]
- Urban Regeneration Institute Advanced Hard and Soft Tissue Course(Istvan Urban先生)
- 水口インプラント道場 (水口稔之先生)
- ブローネマルク・コンセプトによるインプラント・コース(小宮山 彌太郎先生)
- SBICインプラントコース (中澤玲先生)
- 生体主導型歯科臨床セミナー (山道信之先生)