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インビザラインの デメリットとその解消法

インビザラインは、近年注目されているマウスピース矯正です。一度は言葉を聞いたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回はインビザラインのデメリットとその解消法についてご紹介していきます。

 

 

インビザラインのデメリット

 

インビザラインのデメリットは、大きく分けて5つあります。それぞれのデメリットについて、詳しくご紹介していきます。

 

  • 1日20時間以上の装着など、自己管理が必要

インビザラインは、マウスピースを定期的に交換していく矯正治療法です。時間をかけてゆっくり歯を動かしていくため、マウスピースは1日20時間以上装着しなければなりません。食事や歯磨きの時にはマウスピースを外し、それ以外の時間は常に装着していただくことになります。水以外のものを飲む場合や、間食、料理の味見といった場合にも、外す必要があります。また、マウスピースそのものもご自身で管理していただきます。そのため、自己管理がきちんとできる方でないとインビザラインの治療を続けていくことは難しいかもしれません。

 

  • ワイヤー矯正に比べると治療期間が長くなる症例もある

インビザラインの1枚のマウスピースで歯が動く距離は、おおよそ0.25mm程度といわれており、歯に力をかけながら少しずつ動かしていきます。そのため、個人差はありますが、ワイヤー矯正に比べるとやや治療期間が長くなる傾向があります。ただし、少しずつ歯を動かすということはそのぶん痛みが少なく、メリットでもあります(痛みの感じ方にも個人差があります)。

 

  • 全ての症例には適応できない

以前に比べると適応症例は増えてきましたが、それでも重度の出っ歯や叢生、大きな骨格のズレがある場合にはインビザラインを適応できないこともあります。また、歯ぎしりが強い方も注意が必要です。インビザラインで使用するマウスピースは約0.5mmと非常に薄いため、歯ぎしりによってマウスピースに負担がかかると、破損する可能性もあります。マウスピースが破損した場合には再製作が必要になるので、時間的にも金銭的にも負担が生じます。

 

  • どこの歯科医院でもできる治療ではない

インビザラインは従来のワイヤー矯正とは大きく異なる治療方法になるので、専門的な知識や技術をもった矯正専門医でないと取り扱うことができません。そのため、かかりつけ医では対応ができない場合もあります。

 

インビザラインのデメリットを解消する方法

 

これらのデメリットを踏まえた上で、矯正治療を成功させる方法をご紹介します。

 

  • インビザラインの症例や技術のある歯科医院・歯科医師を選ぶ

前述のように、インビザラインは高い専門性を必要とする矯正治療方法であり、どこの歯科医院でも行える治療ではありません。信頼できる歯科医院・歯科医師のもとで治療をすすめていけるよう、無料カウンセリングなども活用し、十分に検討した上で治療をスタートしましょう。

 

  • マウスピースの装着忘れがないようにアプリなどを活用する

最近では、マウスピースの装着忘れを防ぐようなアラート機能のついたアプリなどを無料でダウンロードすることもできます。マウスピースの枚数や、医院から指定された装着日数などを登録すると、カレンダーでマウスピースを交換する日を確認できたり、装着時間をお知らせしてくれます。このような機能をうまく活用することで、自己管理の手助けとなるでしょう。

 

以上のように、インビザラインにはデメリットもありますが、それを解消する方法もあります。どの矯正治療法がご自身に適しているかは、お口の中の状況やライフスタイルによっても変わってくるので、それぞれの治療方法のメリット、デメリットを十分に理解し、矯正担当医とよく相談した上で決めましょう。

また当医院の詳しいインビザライン治療については、ぜひインビザラインページをご覧ください。

 

執筆者情報

院長(歯学博士)

Naohiro Morikage

飯田橋エトワール歯科医院のホームページにご訪問いただき、ありがとうございます。
当院では働く方でも通いやすいように、お昼休みの時間帯や土曜日の診療も行っております。また、安心して治療を受けていただけるように、徹底した衛生管理と高品質な治療設備を導入し、患者さん一人ひとりに合わせた適切な診断と治療をご提供できるよう心がけております。お忙しくてなかなか歯科医院に行けなかったという方も、ライフスタイルに合わせた短期間で正確な治療プランをご提案いたしますので、ぜひご相談ください。

経歴

  • 2011年

    日本大学歯学部総合診療科にて研修

  • 2012年

    日本大学歯学部口腔診断科学講座 入局

  • 2013年

    日本大学歯学部口腔診断科学講座 専修医

  • 2014年

    奥羽大学歯学部口腔外科学講座 臨床助手

  • 2015年

    都内開業医勤務

  • 2018年

    飯田橋エトワール歯科医院 開院

修了セミナー

[全顎的治療]

  • Education for Oral Rehabilitation ベーシック・マスターコース(高橋登先生)

[アライナー矯正]

  • アライナー矯正治療コース(尾島賢治先生)

[CEREC]

  • CEREC Basic Course (風間龍之輔先生)
  • CEREC道場(北道敏行先生)
  • CERECコース(小池軍平先生)

[審美歯科、保存修復]

  • ダイレクトボンディング ベーシック・マスターコース(高橋登先生)
  • プレパレーションセミナー(岩田淳先生)
  • C.R.E.Dセミナー(高田光彦先生)
  • ADI 実践コース (二宮佑介先生、榊航利先生)
  • Anterior&Posterior Restoration-2days Lecture(Marco Gresnigt先生)

[歯周病]

  • JIPIぺリオコース(牧草一人先生)

[インプラント]

  • Urban Regeneration Institute Advanced Hard and Soft Tissue Course(Istvan Urban先生)
  • 水口インプラント道場 (水口稔之先生)
  • ブローネマルク・コンセプトによるインプラント・コース(小宮山 彌太郎先生)
  • SBICインプラントコース (中澤玲先生)
  • 生体主導型歯科臨床セミナー (山道信之先生)