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インビザラインで用いられる口腔内スキャナーとは?

当院では、ご来院くださる患者様により精度の高い治療法をご提供できるよう、口腔内スキャナー(iTero)を導入しております。口腔内スキャナーは3D光学スキャナーのことで、スキャンした歯列を簡単に3次元のデータとして得ることができます。

 

今回は口腔内スキャナーのインビザラインでの活用についてご紹介します。

 

 

口腔内スキャナーとは

口腔内スキャナーは、歯の型どりや矯正治療のシミュレーションのほか、歯と歯の間のむし歯の発見などにも活用される新しい医療機器です。日本の歯科医院における導入率は1~②割程度と言われていますが、当院ではより精密で安全な歯科治療をご提供するためにいち早く導入しております。

 

特に、インビザラインを始める前の検査においては歯列のデータを正確にとるということが治療の成功のために非常に重要です。当院で導入しておりますiTeroは、インビザラインを開発したアメリカのアライン・テクノロジー社の製品です。iTeroによってスキャンしたデータは、インビザラインの治療で大きな役割を果たします。

 

従来の歯の型どり

一般的な歯の型どりには、アルジネートとよばれるピンク色の印象材が用いられています。粉と水を粘土状に練和したものを型に盛り、それを歯列に押し当てることで型どりをします。アルジネートは固まるまでに数分を要し、また粘土状のものがお口の中にあることで不快感を生じやすくなります。さらに、気泡が入ってしまったり型どりの最中に印象材がずれてしまうと、正確な型どりができずやり直しになることもあります。このようなことから、患者様のご負担が大きく、歯科治療での型どりが憂鬱な方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

口腔内スキャナーを用いるメリット

一方、口腔内スキャナーでは印象材のようなものは使用しません。口腔内スキャナーを用いて型どりをすることで、以下のようなメリットが得られます。

 

・型どりにかかる時間が短縮できる

先述のように、アルジネートを用いた型どりでは材料を練るところから固まるところまでに10分ほどがかかります。さらに、型どりをしたものに石膏を流し込み、硬化させて模型を作成するため、トータルでの時間はもっとかかります。口腔内スキャナーでは、歯をなぞるようにスキャンするだけで歯列の3次元データが作成されます。時間にして数分程度です。

 

・患者様の負担が軽減される

口腔内スキャナーを用いた型どりでは、印象材でお口の中がいっぱいになって苦しい思いをすることもありません。嘔吐反射の強い方や、鼻呼吸が難しいでも問題なく型どりを行うことができます。また、術者によってデータに差が出ることもなく、型どりの失敗がなきためやり直しが必要になることもほとんどありません。その点においても、患者様の負担を軽減できます。

 

・治療期間の短縮

インビザラインにおいては、口腔内スキャナーで採取したデータをその場で海外に送信し、治療用マウスピースを作成します。そのため治療期間の短縮にも繋がります。

 

・精確なデータで治療の成功率が上がる

口腔内スキャナーで採取したデータに基づき、インビザラインにおける歯の動きを細かく分析できるため、治療の成功率も高くなります。また、従来のワイヤー矯正ではできなかった、治療後の歯並びのシミュレーションも口腔内スキャナーでは可能です。治療前後のイメージを3次元的に確認できるため、患者様に治療後の歯並びをイメージしていただきやすくなります。

 

まとめ

このように、口腔内スキャナーを用いて矯正治療を進めることには様々なメリットがあります。患者様のご負担をできるだけ少なくしつつも、より精度の高い検査を行うことが矯正治療を成功に導く第一歩です。

 

口腔内スキャナーを用いた矯正治療にご興味のある方は、お気軽に当院までお問い合わせください。